MS Excel(エクセル)で運用管理
投資信託の運用状況を管理するには、「マイクロソフトMONEY」が便利だと言われています。ただし、このソフト10,000円程もします。。。
実は、ちょっとした手間さえかければ、エクセルなど表計算ソフトで、ある程度の事はできてしまうのですが、エクセルを普段使わない人にとっては、関数などを使うのは敷居が高いのかもしれませんね。
私はエクセルで以下のようなファイルを作って管理しています。ご参考に。
エクセルの関数について
「関数」を使うことにより、平均値や標準偏差などを求める事ができます。以下の関数を直接セルに入力しても良いですし、メニューの挿入>関数を選ぶと一覧と説明が出ますので、ここから選んできても良いです。
- AVERAGE(範囲)・・・指定範囲の数値の平均値を算出
- SUM(範囲)・・・指定範囲の数値の合計値を算出
- STDEV(範囲)・・・指定範囲の数値の標準偏差を算出
- MAX(範囲)・・・指定範囲の数値の最大値を表示
- MIN(範囲)・・・指定範囲の数値の最小値を表示
- TODAY()・・・現在の日付を表示
基本計算について
- 「現在評価額」=「基準価額」/10000*「保有口数」 (※基準価額が1万口当たりの場合)
- 「損益」=「現在評価額」+「実現損益」-「投資金額」
- 「騰落率」=「損益」/「投資金額」
- 「構成比率」=「現在評価額」/SUM(全ファンドの現在評価額を選択)
- 「月間騰落率」=「今月評価額」/(「前月評価額」+「今月追加投資額」)-1
- 「平均騰落率(年率)」=AVERAGE(各月の月間騰落率)*12
- 「騰落率標準偏差(年率)」=STDEV(各月の月間騰落率)*12
「Webクエリ」によるデータ取得
エクセルの「Webクエリ」という機能を利用することで、Web上の様々なデータを取り込み、リアルタイムに情報収集することができます。これによりいちいち各投資信託の運用会社のHPで基準価額をチェックしなくても良くなります。
1.メニューより「新しいWebクエリ」を選択する
データ>外部データの取り込み>新しいWebクエリを選びます。
2.「新しいWebクエリ」画面でURLを指定する
欲しい基準価額データの掲載されているURLを入力します。例としてDIAMアセットマネジメント社の基準価額のページを選んでみました。
通常は表のみにチェックを入れればOKです。私はExcel2000を使用していますが、新しいバージョンのExcel(2002以上?)では、下図のように実際にweb画面が表示され、取り込みたい表を簡単に指定する事ができるなど便利になっています(黄色い矢印をクリックして選択)。
3.Excelシートに表が取り込まれる
これでデータがExcel上に取り込まれました。
ここでは表全体が貼り付けられてしまうため、運用状況などをまとめているシートとは別のシートに取り込み、運用状況のシートからお目当てのセルを参照するのが良いでしょう。
取り込んだデータにはWebクエリの情報が保持されていますので、毎回このようなURLの指定を行わなくても、次からは簡単に最新情報に更新する事が可能です。
「外部データツールバー」の「外部データ範囲プロパティ」からは更新頻度なども指定する事ができます。ファイルを開いたときにデータを自動更新するようチェックをいれておけば、自分で更新しなくてもファイルを開く度に最新の状況になります。
という感じです。最初の設定が少し面倒なのですが、保有ファンドが増える前に、一度この仕組みを作ってしまえば、その後の管理は楽になりますよ!
インデックス投資のすすめ
老後に備え用意する蓄えの目標額が決まりました。ここからゴールまでは何十年という長い道のりです。
ある程度まとまった資金が用意できたら、インフレに負けない為にも手堅い運用を考えましょう。
このような長期の資産形成という目的には、低コストな「インデックス投資」による分散投資が向いていると私は考え実践しています。
インデックス運用とは、市場の動きを表す特定の指数(日経平均、TOPIX、ダウ指数など)と連動した値動きを目指す運用手法です。
詳細はここでは語りきれません。インデックス投資の雄「バンガード社」の解説を是非参照下さい。
老後に備えた資産運用の目標
この家計管理による最終的な目的は、「豊かで安定した生活の為の資産形成」でした。では具体的に、老後に備えてどの程度の蓄えが必要なのでしょうか。
これって、各自の生活スタイルにも拠るでしょうし、もちろん多く蓄えがあった方が良いわけで、なかなか難しい問題です。
総務省統計局による「平成19年家計調査年報」によると、高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上,妻60歳以上の夫婦1組のみの世帯のうち世帯主が無職の世帯)の月々の支出額は約23万円。単純に85歳まで生きるとした場合、「23万円×12ヵ月×(85歳-65歳)=5,520万円」がかかる事という事になります。
ゆとりのある生活をという事で月10万プラスに必要とすると、さらに2,400万円上乗せされます。やはり本当は、1億円前後あれば良いでしょうと言うことですか。
一方、収入の方は公的年金は社会保険庁のHPで受取額を試算できます。勤め先の退職金もおおよその金額を試算できるでしょう。怖いのはこれらがどこまであてにして良いのか自身が無い点。全くゼロにはならないでしょうが・・・
厳密にどれくらいの額が必要かは、いつ死ぬか判らない以上予測できない事です。
最低5,000万円を目標に、できれば1億(退職金なども含めて)用意したいものです。
