我が家では、従来の家計簿ソフトからマネーフォワードプレミアム(有料版)へ切り替えを進め、家計管理にかける作業時間が相当短縮され効率化されました。
私は普段からキャッシュレス派で現金をほとんど使わない為、電子マネーも含めて資産全体の明細をリアルタイムで収集してくれるマネーフォワードは非常に便利です。これまで家計簿を付けていない人は、このアプリを入れれば間違いないでしょう。
一方で、以前から家計簿を付けてきた者としては、家計簿の機能にこだわりのポイントがあったりします。私もそうですが、マネーフォワード有料版を使用する中で不満な点もかなり出てきました。
以下に私の不満点をまとめて対策を考えます。マネーフォワード有料版を使うかどうか検討されている方の参考になれば幸いです。
年間の集計機能が無いのがダメ!
マネーフォワードは月次のマンスリーレポートの機能があり前月比や前年同月比の収支集計が出ますが、なぜかPC版では年間の収支の集計をやってくれないんですよね。一応、iPhoneアプリでは年次集計の表示ができますが、アプリからはワークシートの出力が出来ないし、1年が1月25日始まりで固定されているのも不満(年末に締めの集計をしたいので、12月25日から翌年の始まりにしたい)。
対策として有料版ではPCから家計簿データの入出力(Excel、CSV形式)が出来るので、自分で集計をすれば良いのですが、これまたデータのダウンロードは月単位でしか出来ないので、何回もダウンロードを繰り返してファイルを結合する作業が必要で非常に面倒です(使う人目線で作られていない)。
ちゃんとした年間集計機能を付けて欲しいところですが、それよりも真っ先に、
一括ダウンロード機能を付けて下さい!!!
もう一つの有名な家計簿アプリ「Zaim」 では期間を指定してダウンロードが可能なので、すぐに対応して欲しい。
なぜ年間集計が大事なのか
私の家計簿の考えは「ザックリで良いので大きなお金の流れを捉える」事を重視しています。
家計管理は”毎月の積み重ね”ではありますが、毎月の余剰金の積み上げから年間の貯蓄額を作っていくやり方は正直しんどい(お金の貯まらないパターン)と思っています。
月ごとに旅行やイベントなど特別な支出もあり、細かな節約を頑張っても結局1年間で見てみると貯まっていないというパターンも。
我が家で実践しているのは、年間でいくら貯めることが出来る(出来た)のかを把握し、そこから次年度の貯蓄(支出)計画をたて、先取りのつみたて貯蓄(投資)を行う方法です。
とにかく年間で帳尻が合えば良いのよ。
参考までに2019年の我が家の家計決算は下記にて報告しています。
その他のマネーフォワードの不満点
その他に大きな不満点として、費目の「大項目」が編集できない点。
家計簿は記録してお終いではなく、データを元に分析して家計を改善しなければ意味がありません(マネーフォワードのように完全自動だと記録だけしておしまいになりがち)。
そのため、費目を自分の家庭に合わせてカスタマイズする事って非常に重要だと思います。例えば我が家ではゴルフに関する費用を大項目に特出しし、普段から支出額を意識してコントロールしています。
大項目の編集はこれまた「Zaim」 では可能ですので、マネーフォワードでも出来るようにして下さい。
マネーフォワードのここが凄い!
そんな訳で、Zaimでは上記のマネーフォワードの不満点が解消するらしいと、Zaimへの浮気も考えたのですが、実際にZaimを試用してみた感想は、マネーフォワードの方が総合的な使い勝手で圧勝です。
マネーフォワードの凄いところは、対応金融機関が非常に多く、私の保有する全ての金融機関及びクレジットカード、電子マネー(Suica、nanaco、楽天EDY)、確定拠出年金にまで対応しています(唯一WAONだけは自動明細取得に未対応)。
また、金融機関側の仕様変更への対応も異常に早いです。
私の使用環境ではZaimでは自動取得できない金融機関がいくつかあった事と、接続は出来ても口座のデータが完全ではない(例えば普通預金残高は収集できるが、投資信託残高は取得できない等)があり、今のところマネーフォワードの代わりになりそうにありません。
マネーフォワード有料版の使用者として、上記の早期改善対応を希望します。
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