共働き家庭の3種の神器と言われる「ドラム式洗濯乾燥機」「ロボット掃除機」「食洗機」のうち、「食洗機」だけは絶対買わない!2人分だし洗えばいいよと言い張っていたのですが、妻の希望もあり、家事の効率化には避けられないなと、この冬に購入に踏み切りました。
その結果、食器を洗わなきゃというストレスから開放されて、妻の機嫌も非常に良くなり「もっと早く購入すれば良かった!」となっています。
という訳で、使ってわかったメリット・デメリットや、設置の際の作業などご紹介します。
食洗機を設置した理由
食洗機があると便利なのはわかるのですが、本当に必要なのか?と言われると「うーん。。。」という感じだったんですよね。
購入前に特に気になっていたのは、以下の3点。
- 予洗する位なら手で洗ってしまえば良いのでは?(2人共働きであまり自炊をしないので)
- 大きくて場所を取るのでは?
- 水栓工事に人を家に入れるのが嫌
実際にはこれらの3つの課題は問題なく解決しました。
パナソニック NP-TCR4
大は小を兼ねると思いつつ悩んだ結果、うちは夫婦2人暮らしということもあり、3人用(食器点数18点)という比較的小型のものを設置しました。
公式サイトパナソニック 食器洗い乾燥機 NP-TCR4(プチ食洗)
幅47cm、奥行き30cm(ドア開放時 約60cm)、高さ46cmなので、まぁ結構な大きさです。作業スペースからしても、コレくらいなら問題無いと思いますが、アイキャッチ写真の通り、ドア開放時はかなり場所を取ります。
二人暮らしなら十分な庫内サイズですが、子供が居るような家庭ではもっと大きなものが良いでしょうね。そうなるとかなりスペースを取るのはやっぱり難点。
NP-TCR4で、大皿などは23cmまで入れられるとされています。キレイに並べられませんが、もう少し位、大きいものも一応洗えます。大きさは迷うところですが、うちはスペース優先で食洗機に入らない食器は使わない、食器の種類も整理しようという考えに至りました。
大型のものに一杯になるまで食器をためてから洗うのが節約的には良さそうですが、小型のメリットとして、どんどん洗浄にかけてしまっても罪悪感が低いです。むしろ、一杯にならなくてもこまめに食洗機を動かす方が(何なら1日2回動かしても)シンク周りもキレイに保てて良いと感じています。
メリット 手洗いで洗いにくいものもキレイに洗える
すみません、完全に食洗機の洗浄力を舐めていました。手洗いとは全く次元が異なります。
時間のかかる油汚れも全く手がかかりませんし、グラスやマグカップのコーヒー着色なんかもピッカピカになりますね。
- 手洗いよりも高温で洗える(60~80℃)
- 台所洗剤よりも食洗機用洗剤は強力
確かに、手洗いでは通常20~30℃のところ高温で洗えるので、脂も溶けるということで納得。また、洗剤も人の手が触れないので、アルカリであったり、漂白剤など強力な成分も使えるってことですね。
除菌になるし、節水にもなるし、良いことずくめだなぁと(もっと早くこの実力を知りたかった)。
食洗機用洗剤について
うちでは、クリスタ クリアジェル(ライオン)と、フィニッシュタブレット パワーキューブを使い分けています。
クリスタ クリアジェルは中性のジェルタイプで、場所を取らないコンパクトなこと、3人用という小型の食洗機でも使用する洗剤量を調整しやすいこと、が良いと思って普段使いしています。
1回6g使用として、1回あたり5円程度でしょうか。詰替え用もあります。
フィニッシュタブレットはアルカリ性のタブレットタイプ。パワーキューブは凝縮タイプとなっていて、比較的コンパクトで保管しやすいです。アルカリ性ということで、ココぞという時、油汚れもよく落ちるのですが、1回あたり10円程度と割高になります。
正直、価格差がこれだけあると、今のものを使い切った後はクリスタ クリアジェルだけで良いかな。粉末タイプが一番割安ですが、シンク周りでに保管が邪魔になるし、こぼすと最悪なので使いません。
デメリット 入れられないもの、入り切らないものがある
食洗機に入れられないものは、大きさのほかにも条件があり、下記は不可となっています。
- 耐熱90℃未満のプラスチック素材(低温ソフトコースでは60℃以上でOK)
- アルミ製・鉄製のなべ、食器
- 木製(竹・とう)食器
- 漆塗り食器
- クリスタルグラス
- フッ素加工のフライパン
タッパ容器は大抵耐熱だし、漆塗りやクリスタルグラスみたいな高級品は持ってないので、それほど気にしなくて良さそうです。
あとは、どうしても手洗いをするものも出てきますが、食洗機のおかげで大半が片付いているので、少しくらいは手で洗っても負担に感じなくなったと妻も私も思っています。
フライパンこそ食洗機対応にしたい
フッ素加工のフライパンは、食洗機に入れられないという事ですが、本当はフライパンこそ油で汚れるので食洗機に入れたいなぁと思います。
調べてみると、T-FALやサーモスの取っ手が取れるフライパンは食洗機に対応していました!!(ただし中性洗剤を使用すること)。ニトリの取っ手が取れるフライパンは非対応なんですね。
たまたま、サーモスの食洗機対応「取っ手のとれるフライパン9点セット」の型落ち品が近所のホームセンターで安売りされていたので買い替えました。
フライパン20cm・フライパン26cm・炒め鍋24cm・鍋20cm・シリコーンクッキングスプーンのセット。なかなかフライパンも買う機会が無いので良い買い物でした。
食洗機に入らないものの乾燥方法
食洗機を設置したため、水切りカゴを置けなくなったのですが、ニトリで良いものがありました。
下記写真のシンクに引っ掛けるタイプの水切りバスケットは、大きさが何タイプかあるようですが、お皿がうまく立つように底面の形状が工夫されていて非常に使い勝手が良いです。
公式サイトスライド水切りバスケット深型スリム
卓上型の水栓工事は自分でできる
さて、食洗機の設置でネックになるのが、分岐水栓の設置です。
家電量販店で食洗機を購入して取り付ける場合で工事費用が5,000円程度、ネットで購入したものを水道業者に取り付け依頼する場合で10,000円~15,000円程度でしょうか。
参考までに、ビックカメラ(ネット)の水栓工事費用は5,357円(税込)、ヨドバシ.comで7,700円(税込)となっています。
これに別途、分岐水栓の購入費用がかかります。
うちの蛇口(KVK社製 KM598)に適合するパナソニック用分岐水栓(CB-SKG6)は、楽天市場の安い店で11,640円 (税込)で購入し、自分で設置しました。
水栓に適合する分岐水栓の調べ方
自宅の蛇口の型番がわかれば、メーカーのHPから適合する分岐水栓が調べられます。
水栓の型番が不明な場合も、蛇口の写真をメールで送付して調べてもらえるサービスがあります。うちは、水栓の型番がどこに書いてあるのか見つけられず、こちらのサービスで対応をお願いしましたが、よく営業日には回答があり助かりました。
公式サイトパナソニック|水栓品番が不明の場合
水栓工事にはドライバーとレンチが必要
DIYで自分で水栓工事を行う場合、必要な工具はドライバーとレンチです。
作業自体は簡単で、10分もあれば終わる作業なので、工具さえあれば自分でやってしまえば良いのですが、ネジが固着しているなどトラブルもおおそうです。そこは無理をせずに見極めを。
- 流しの下の止水栓を止める
- 蛇口のハンドルをドライバーで外す
- レンチでカバーナットを外す
- カートリッジを外す
- 分岐水栓をセット
- 逆の手順で元に戻す
また、今回台所水栓は使用開始から15年が経過しているということで、若干ポタポタと水漏れもあるのでカートリッジを新品に交換しました。パッキンのゴムも見るからにヘタっていたので良いタイミングだったと思います。
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