夜行バスと言うと、学生時代にスキーツアーで使った時は寝れずに二度と乗らないなんて思ったものですが、最近の夜行バスは非常に快適と聞いて、また新幹線のほぼ半額というお値段に引かれて、東京ー大阪間の移動に利用してみました。
結果から言うと、朝まで快眠できて、私の様なおっさんでも身体も平気でした(妻もこれはアリとの感想)。
利用者は意外と若い人ばかりでもなく、バスタ新宿を発車する夜行バスはどれもほぼ満席と繁盛しているようでした。
東京ー大阪間の移動は新幹線か、飛行機と思い込んでいましたが、夜行バスも今後は上手く利用していきたい(その後も活用しています)。
バスタ新宿から乗車
新宿駅南口のバスターミナル(バスタ新宿)が2016年春にオープンしており、非常にきれいに整備されました。
乗車前の買い出しは、4Fの乗車フロアにファミリーマートがあるのですが、店舗が狭い事もあり、土曜日の22時すぎは大混雑でした。
時間に余裕をもって並ぶか、事前に買い物を済ませて置く事をお勧めします。
今回の夜行バスはVIPライナー
今回乗車したVIPライナーとは株式会社平成エンタープライズが運行している夜行バスです。
私はもう若くないので身体への負担を考えて、3列独立シートで探したのですが、トイレはもちろん、各席で充電用の電源が取れて、無料WiFiまで使えるなど、設備は申し分ないです。
VIPライナーの予約は公式HPから座席指定しよう
VIPライナーは楽天トラベルからも予約できるのですが、VIPライナーの公式HPから予約する場合は座席指定ができるのでこちらがおすすめです。
また、公式HPではTポイントが付与されます。
座席指定は夜行バスを快適に過ごすポイント。やっぱりカーテンで個室化できる窓側が人気。
壁があるともたれる事もできるしね。今回、トイレ側の窓際を確保できました。
ただ、真ん中の席でも顔を隠せるフード?があるので使ってみると大きな問題はありません(3回目の利用で真ん中のシートしか取れませんでした)。注意すべきは手荷物を足元に置くと無防備なので、私は貴重品はボディバッグに入れて身につけて寝ました。
VIPライナー7便のシート
今回VIPライナー7便は埼玉新都心を出発しバスタ新宿、川崎を経由して、京都大阪方面に向かいました。
ブランケットに低反発ミニ枕も装備されています。
消灯後はフルリクライニングにしましたが、かなり倒せるのと、足元もフットレストで伸ばせるのでよく寝れました。
貴重品を入れた小さなバッグくらいは足元に置けますが、リュクサックなんかはトランクに預けるべきです。ドリンクホルダーは足元に2箇所ありました。
夜更かしする間も無く熟睡
車内は最初から遮光カーテンが引かれており、消灯後はかなり暗くなります。
VIPライナーは消灯時にアナウンスがあり、ここで全員一斉にリクライニングするので、後ろに気兼ねなくフルリクライニングできます。乗務員さんが「倒せていない人は居ませんか?」と確認してくれます(後ろの人の荷物が邪魔でシートを倒せないケースも考えられるのでこれはポイント高いです)。
途中、どこを走っているかもわからずに、速攻で熟睡していました。
サービスエリアで止まったはずですが、アナウンスもなかったのかな?降りる人もいなかったのか、全く気づかず。
京都で人が降りた時は目が覚めましたが、8時前後の大阪着までは消灯が続いており、遮光カーテンのおかげでよく寝れました。
寝返りというか、適度に体を動かせるスペースがあり、体が痛いという感じは無かったです。ただ、安全上シートベルトを付けっぱなしなのはやや窮屈かも。
身体を締め付けない楽ちんな服装と、靴を脱ぐ事は長時間乗車でも疲れないポイントかと思います。
VIPヴィラなんば
終点のなんばで降車した後は、VIPヴィラなんばというラウンジが無料で利用でき、化粧や着替えが出来ます。
更に無料のドリンクや味噌汁もありがたい!
私達はラウンジを出た後、新今宮のスパワールドに移動して、夕方の用事(お目当てのライブ)までの間、お風呂とビールを堪能しました(昔のイメージで閑散としているのかと思いきや、大盛況なんですね)。
事故防止・安全対策
最後に、夜行バス選びでまず気になるのはシートや設備ですが、一応事故防止・安全対策がきちんとされている事は確認しておきたいですね。
何年か前に夜行バスツアーで痛ましい事故が起こっていますが、現在は実車距離400キロ以上の場合運転手2名乗車を国土交通省が義務付けています。
VIPライナーはもちろん2名乗車でしたが、その他に衝突防止補助システムを全車搭載するなど安全への配慮がされています。
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