最近はスマホがお財布代わりにもなっており、スマホが無ければ何も出来ないと言っても過言ではありません。
通信障害が長引いているというニュースを見ていると、やはりリスクヘッジとして、キャリアの異なる2回線目を用意しておくべきと思います。デュアルSIM対応のスマホも増えていますので(iPhoneであればiPhone XSシリーズ以降の機種)、対応機種を使用している方はメイン回線の他に、サブ回線契約を追加しておくと良いでしょう。
2022年7月までは楽天モバイルが1GBまで0円で運用できたため、サブ回線に最適だったのですが、2022年7月以降は3GBまでで最低1,078円かかるようになってしまいました。他に安く運用できるサブ回線(eSIM)を以下にリストアップしておきます。
なお、私の結論としては基本料金0円で運用できるpovo2.0を第一選択としました。私は現在、iPhoneにmineoの物理SIM(ドコモ)、iPad miniにpovo2.0のeSIM(AU)を入れていましたが、povo2.0は同一名義で最大5回線まで複数回線契約することができるので、通信障害のヘッジとしてiPhoneの副回線にもpovo2.0のeSIMを契約しました。
eSIMとは?
eSIM(Embedded SIM)とは、従来の物理的なSIMカードをスマホに挿すのではなく、ウェブ上で契約することで電子的に使えるSIMのことです。
iPhoneであればiPhone XSシリーズ以降の機種はデュアルSIMに対応していて、物理SIMで1回線、eSIMで1回線の計2回線が使えます(iPhone13以降はeSIMを2回線可能)。
eSIMのメリットとしては、SIMカードの発送が不要でオンラインで完結するため手続きが非常に早いことが挙げられます。ただし、機種変更の際には物理SIMの方が挿し替えるだけなので楽かもしれません(eSIMの機種変更時の手続きの簡単さは通信業者により様々です)。
一方、eSIMのデメリットとしてはやはり未対応の端末や通信業者があること。また、機種変更時に物理SIMはただ差し替えれば良いですが、eSIMはオンラインで手続きが必要となります。
格安SIMのeSIM対応状況
できるだけ安くeSIMのサブ回線を持ちたいという視点で、eSIMが使える格安SIM各社の状況をピックアップしました。
- povo2.0(au回線、通話あり、基本0円より)
- LinksMate(ドコモ回線、データ通信、100メガ165円より)
- 日本通信(ドコモ回線、通話あり、1ギガ290円より)
- IIJmio(ドコモ回線、データ通信、2ギガ440円より)
- LINEMO(ソフトバンク回線、通話あり、3ギガ990円より)
サブ回線としては、基本料金0円のpovo2.0が一番コストがかからないと思います。難点としては課金なし状態での128Kbpsはメールなどテキストがなんとか見れる程度でほぼ実用にはならないこと。逆にメインをpovo2.0として通話用として使用し、データ通信は他のSIMで担う手もあります。
povo2.0の詳細情報
- 料金
使い放題(24時間):330円
1GB(7日間):390円
3GB(30日間):990円
20GB(30日間):2,700円
60GB(90日間):6,490円
150GB(180日間):12,980円 - 追加容量
1GB 390円~ - 回線
AU回線 - 通話料金
国内:22円/30秒 - SMS料金
国内送信:3.3円/通(70文字まで)
povo2.0のeSIMは基本料金0円で、使いたい時だけトッピングが可能です。普段はメイン回線を使用し、いざという時のバックアップとして使うという人におすすめ。
注意点は180日間以上有料トッピングの購入等がない場合、契約解除になります。
私はipad miniを普段は自宅のwifi回線で使用していますが、旅行時や外での作業時にはpovo2.0の使い放題(24時間)330円の課金をするという使い方をしています。デザリングでノートPCを繋いで作業することも可能です。
もし、契約してみようという方が居れば下記の招待コードをぜひ利用ください。招待コード利用により、加入時にデータ使い放題ボーナス(24時間)が1回自動進呈されます。また、30日以内に購入したデータトッピングに応じてデータ使い放題ボーナス(24時間)が進呈されます。
招待コード: L190KV15
povo2.0のeSIM再発行は少し手間がかかる
ちなみに、機種変更のためpovo2.0でeSIMの再発行をする場合は、再度本人確認が必要となるため少し手間がかかります。再発行手数料は無料(暫定?)。
プロフィール>契約管理>SIMの再発行・交換 と選択して本人確認手続きに進みます。
本人確認後にSIMの有効化を行えば完了です。
なお、iPhone8以降の機種の機種変更では、より簡単にeSIMを転送出来るようになりました。
LinksMateの詳細情報
- 料金
【データ通信のみ】
100MB:165円
1GB:385円
5GB:858円
10GB:1,518円
100GB:7,953円
【音声通話プラン】
100MB:517円
1GB:737円
5GB:1,210円
10GB:1,870円
100GB:8,305円 - 追加容量
100MB:88円
1GB:550円 - 回線
ドコモ回線 - 通話料金
国内:22円/30秒
MatePhone利用:11円/30秒 - SMS料金
国内送信:3円~33円/通
LinksMateはゲーム関連の会社ということで、カウントフリーオプション(月額550円)を提供しており、対象のゲームやコンテンツ、SNSの通信量カウントが90%以上OFFになります。また、通信制限時でも対象サービスは高速通信が可能というのが特徴。
100MBから100MB刻みで契約できるのと、余った通信容量は翌月に繰越が可能(これ大事)。また、追加容量も安いので柔軟な運用ができそうです。なお、通信制限時の速度は最大200Kbps。
LinksMateのeSIM再発行は、マイページ内のメニュー「SIMカードの変更・再発行」より、「再発行・eSIM機種を変更する」を申し込みます。再発行手数料は550円。
日本通信の詳細情報
- 料金
1GB:290円
6GB:1,390円
20GB:2,178円 - 追加容量
1GB:220円~ - 回線
ドコモ回線 - 通話料金
国内:11円/30秒 - SMS料金
国内送信:3円~13円/通
月間1GBで維持するとすると、povo2.0を除いて最安なのが日本通信SIMの合理的シンプル290プラン。なにしろ安く運用するために、mineoの「マイそく」をメインとし、お昼休みは少しだけ日本通信SIMに切り替えて使うといった使い方も良さそうです。ただし、デメリットとして通信制限がかかるとインターネットアクセスが完全に遮断される仕様となっており(現在は暫定的に低速で運用)、また余った容量の繰越が出来ない点はネックか。
日本通信のeSIM再発行は、マイページの「SIM変更/再発行」から手続きします(現在Android端末は未サポート)。再発行手数料は高く1,100円となっています。
IIJmioの詳細情報
- 料金(ギガプラン、eSIMデータプラン)
2GB:440円(キャンペーンで140円)
4GB:660円(同 360円)
8GB:1,100円(同 800円)
15GB:1,430円(同 1,130円)
20GB:1,650円(同 1,350円)
(データプランゼロ)
月額基本料金:165円 - 追加容量
1GB:220円~ - 回線
ドコモ回線
月間2GB(ギガプラン)で維持すると日本通信よりもiiJ mioの方が安くなります(ただし、通話無しのデータプラン)。また、「夏のお得なトリプルキャンペーン【月額料金 割引特典】」を2022年6月20日より2022年7月31日まで実施しており、ギガプランは、月額料金が6ヵ月間300円割引となっています。
一方、完全にバックアップ用として普段はデータを使わないのであれば、データプランゼロが用意されており、月額165円で維持可能。追加容量1GB 330円(2GB~10GB 495円)となっています。
IIJmioのギガプランは余った通信容量を翌月まで繰り越すことが可能、また通信制限(クーポンオフ)時の通信速度は最大300Kbpsです。
IIJmioのeSIM再発行はWEBページから手続きとなります。ギガプランでは再発行手数料220円、データプランゼロでは再発行手数料0円となっています。
LINEMOの詳細
- 料金
3GB:990円
20GB:2,728円 - 追加容量
1GB:550円 - 回線
ソフトバンク回線 - 通話料金
国内:22円/30秒 - SMS
国内送信:3.3円/通
LINEギガフリーが適用されるため、LINEアプリのトーク、音声通話、ビデオ通話もいずれもデータ容量を消費しません。
また、ソフトバンクまとめて支払いが使えるため、PayPayのチャージを間接的にPayPayカード以外で行う事が出来るメリットも。
LINEMOのeSIM再発行手続きはWEBから行います。手数料は0円。受付時間:9:00 ~ 20:30(年中無休)
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