電力小売自由化に向けて変更先を検討していましたが、我が家は今月1日よりENEOSでんきに切替わりました(工事等無し)。
電気代が安くなる事も大事ですが、自由競争による企業努力を促す為にもこの制度には乗っかっておこうと。
これから電力供給会社を検討する方に、私が気になった点など記しておきます。
必ず複数月のデータを確認する事
電気料金は基本的には「契約アンペアに基づく基本料金+使用量に応じた従量料金」となっていますが、使用量は3段階で単価が異なっています。
1ヶ月の使用量が120kWhと300kWhを境に単価が変わってきますが、各社でこの単価のバランスが異なっています。
例えばこんな感じに(2016年4月17日現在)。
東京電力 重量電灯B |
ENEOSでんき 2年割り |
イーレックス | 東燃ゼネラル myでんき |
|
基本料金(40A) | 1123.2 | 1123.2 | 1117.6 | 1067.04 |
120kWhまで | 19.43 | 20.76 | 19.35 | 18.46 |
120kWh以上 300kWhまで |
25.91 | 23.26 | 24.36 | 24.61 |
300kWh以上 | 29.93 | 25.75 | 27.24 | 28.43 |
割引(1kWhあたり) | – | -0.2 | – | – |
年額試算 (税込)*1 |
99,007円 | 94,607円 94,140円*2 |
95,408円 | 94,486円 |
*1 実績ベース。燃調額、再生エネルギー賦課金考慮せず。
*2 Tポイント考慮
ENEOS電気は120kWhまでの単価は東京電力の重量電灯Bよりも高いので、月の使用量が180kWhに収まる家庭ではむしろ電気代が高くなります。
(追記)2017年5月22日受付開始の新プラン(Vプラン)で120kWhまでの単価を東京電力の重量電灯Bに合わせる変更がありました。
一方で、300kWhを超えて使用する場合には単価が安い。
我が家の前年1年間(2015年2月から2016年1月)の実績で300kWhを超えたのは、1~3月と8月の4ヶ月でした。
昨年は比較的エアコンを使用しなかった年なので、上振れする可能性があると考えています。
年間で4000円ちょっと(ポイントや契約予約特典を含めて5000円前後)の節約となる見込み。
シミュレーションサイトでは、単月の電気代または使用量の情報があれば、一般的なパターンで試算してくれますが、複数月の入力も可能となっています。かなり誤差を生じるので、記録があれば必ず複数月のデータで確認をお勧めします。
電気料金シミュレーションサイト
私が検討に使ったのは下記の2サイトです。
試してみると判りますが、いろんな割引やキャッシュバックがあり、非常に複雑な結果となっています(サイトによっても異なる提案に)。
私は数社に絞ってから自分でエクセルを用いて確認を行いました。
最終的にはENEOSでんきのにねんとく2割としました。
金額的にそんなに頻繁に見直しが必要となるものでも無いですし、仮に2年内に何らかの理由で変えるとしても解約金は1,080円(税込)なので2年契約を選択。Tポイント付与というのも選択理由の一つとなりました(独自ポイントをもらうより利用価値がある)。
スマートメーターの設置がまだの場合は、切り替えまで時間がかかるようです。
切り替えを申し込んだ家庭を優先でスマートメーターを設置しているようなので、早めに一度検討を。
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