我が家では家計簿アプリとして、マネーフォワード MEのプレミアム版(有料)を使用しており、家計管理が非常に楽になりました。
Zaimなど類似サービスと比べても、マネーフォワードMEは提携可能な金融関連サービスが非常に多いので、家計全体を一括管理できるメリットがあります。
公式サイトMoney Forword ME 対応金融関連サービス一覧
さて、今回「銀行提携に関する一部変更のお知らせ」が発表され、2020年5月7日以降順次、一部の銀行・信金では再連携が必要であったり、定期預金や投資信託のデータが取得不可となります。
中でも影響がありそうなのが、楽天銀行です。定期預金・外貨預金は更新停止となります。
銀行法改正(API接続契約)とは
これまでも、マネーフォワードMEの様な個人資産管理を行うサービスが、顧客のID、パスワードを預かって金融機関のデータにアクセスしていたのですが、これはこれでセキュリティ面で課題がありました。
今回、FinTech推進ということで、2018年6月施行の改正銀行法により、個人資産管理を行うサービスがオープンAPIを通じて所定の仕様に基づいて、安心・安全にデータを取得できるようにしようという流れです。
これには、財務局へ「電子決済等代行業者」の登録が必要で、更に各金融期間との契約締結から進めなくてならないという事ですが、金融機関と電子決済等代行業者ともに対応にコストがかかる話なので、対応の進み具合に温度差が出ているようです。
今回、マネーフォワードの場合、完全に連携できなくなる金融機関は1行のみとなっていますが、一部項目を取得できなくなる金融機関は20行以上あり、世の中のFinTech推進の流れに何らかの理由で対応できない金融機関については、今後の利用に消極的にならざるを得ません。
口座連携が停止される金融機関
マネーフォワードとの口座連携が停止される金融機関は「商工中金」の一行のみとなりました。
「大垣共立銀行」も当初、口座連携停止と発表されましたが、その後の銀行との交渉でそのまま連携できるようになったとのことです。
一部資産(普通預金以外)の更新が停止する金融機関一覧
2020年5月24日現在の情報です。
公式サイト銀行連携に関する一部変更のお知らせ(金融機関リスト)
定期預金の情報が取得できなくなる下記の金融機関については、影響が非常に大きいと考えています。
私が口座を保有している金融機関では「楽天銀行」が該当します。幸い私は楽天銀行で定期預金・外貨預金を持っていないので影響がありませんが、定期預金を利用されている方は注意が必要です。
定期預金の更新が止まる金融機関
- 沖縄銀行(投資信託・定期のみ更新停止)
- 香川銀行(投資信託・定期のみ更新停止)
- 北日本銀行(定期のみ更新停止)
- 高知銀行(定期のみ更新停止)
- 第三銀行(定期のみ更新停止)
- 大東銀行(投資信託・定期のみ更新停止)
- 中京銀行(定期のみ更新停止)
- 徳島大正銀行(定期のみ更新停止)
- トマト銀行(定期のみ更新停止)
- 楽天銀行(定期・外貨のみ更新停止)
- 信用金庫の一部(投資信託・定期・外貨・国債のみ更新停止)
- 労働金庫(投資信託・定期・住宅ローン・その他ローン(カードローンを除く)のみ更新停止)
その他(投資信託等)の連携が止まる金融機関
- 愛媛銀行(投資信託のみ更新停止)
- 山陰合同銀行(投資信託のみ更新停止)
- 十六銀行(投資信託・住宅ローン・外貨のみ更新停止)
- 南都銀行(住宅ローン・外貨のみ更新停止)
- 西日本シティ銀行(投資信託・外貨のみ更新停止)
- 肥後銀行(投資信託・住宅ローンのみ更新停止)
- 百五銀行(投資信託・住宅ローン・外貨のみ更新停止)
- 北海道銀行(住宅ローンのみ更新停止 )
- 三重銀行(投資信託のみ更新停止)
- 武蔵野銀行(投資信託・住宅ローンのみ更新停止)
- 山梨中央銀行(投資信託・住宅ローン・カードローン・公共債のみ更新停止)
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